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Yahoo!オークションで2016年頃から出品されていた、『アストロンジャンボ』の試作台本をこの度落札しました。



内容は、『アストロガンガー』の先駆けとなったパイロットフィルム『アストロマン』の台本と大部分が同じでした。主要人物以外のシーンには少し違いが見られました。
巻頭の登場人物一覧には、「タツオ」や「湯沢博士」、「ゴメス博士」などの記載があります。
本文中、「アストロマン」の名前は全て「アストロンジャンボ」または「アストロン・ジャンボ」表記になっていました。
(ト書きでは「アストロン」と省略されて書かれている部分もあります)

試作台本は、硬い厚紙に挟まれた状態で(折れや直射日光による変色防止と思われる)、プラスチックケース内に入れてあり、出品者の方が大変厳重に扱ってくださっていたことがうかがえます。
しかし、実際手に取ってみると、そのくらい厳重に扱わないといけなかった理由がわかります。
この試作台本は、無線綴じ製本の薄い冊子になっていまして、紙の質感は柔らかなザラつきがあり、前後の頁の文章が透けて見える程度の薄さです。
また、「のど」(本の綴じられている真ん中部分)が大変もろく、思い切り開くと頁が取れてしまいそうだったので、優しく丁重に扱わないと破損する危険性を感じました。
本文のスキャンデータをとるのも、難しいと思われます。

今後のイベントで、実物を持参・展示するのは、以上の事情から控えさせて頂きます。
その代わり、写真を数点紹介させて頂きます。


・ケース(表)
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・ケース(厚み)
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・ケース(裏)
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・ケース(開けた状態)
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・かぶせてあった厚紙を取り払った状態
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・アストロンジャンボをプチプチから開封した状態(ビニールに包まれています)
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・アストロンジャンボ表紙
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・アストロンジャンボ厚み参考1
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・アストロンジャンボ背表紙(厚み参考2)
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・アストロンジャンボ裏表紙
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・アストロンジャンボ紙厚み参考3
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・アストロンジャンボ背表紙(厚み参考4)
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・巻頭(登場人物一覧)※見出しは「人物」
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・巻末(遊び紙が一枚分ありました)。
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・カットナンバーではなく、シーンナンバーで区切られています(アニメにおける「シーン」とは場所の切り替わりを指します)。
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・『アストロマン』では「アストロンジェッター」という名前だった乗り物が「アストロンスクーター」になっていました。
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・博士の説明によると、アストロンジャンボは頭の中のアストロンスクーターを動かすと頭の中のコンピューターも止まってしまい、それがアストロンジャンボの欠点であるらしい。この一連の台詞は、『アストロマン』では無くなっていますが、確かにアストロンジェッターを動かすシーンではアストロマンは動いていません。

・博士はタツオに2つの事を覚えておくよう伝えます。1つが上記の欠点、もう1つが、「なんでも吸い込んで武器を作る」という設定について。お腹の機械は、ペンダントを持つタツオにしか動かせないのだそうです。

この設定は、アストロマン本編にも活かされています。
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ちなみにこのシーンは試作台本には「口からコンクリートを溶かして、ムカデザウルスに吹きつける。」とト書きで記載されています。


・アストロンジャンボ表紙(ノンパース素材)
アストロンジャンボ_表紙データ

試作台本ですが今後も大切に保管させていただきます。
出品者の方の丁寧なお取扱いに感謝いたします。






試作台本の全文公開はどこかで何かがあれば…。