日本に生まれてから26年間一度も訪れた事の無かった地方、東北。
ずっと行きたかった東北。

今回、色々と条件が揃った事もあり、遂に東北地方を…

「3日間で5県」訪れる事にしました。

今回はその旅の記録を書き残します。


※以下、一部に東日本大震災に関する記述を含みます。






■はじめに
3b685a6539ce6e3b42a44d90bf65a35fe3317b70
元々弾丸旅行は好きでした。例えば2016年には青春18きっぷを使い倒し、在来線で東京静岡旅行と長野旅行と岡山広島旅行をやったりしてました。
しかし就活とコロナ禍という2つの壁に阻まれ、特に遠距離を飛び回るスタイルの旅行はここ数年出来ないでいました。

時は流れ2022年。数年前に比べれば社会情勢も一定の落ち着きが出てきた所に、休暇を取りやすい状況、全国旅行支援キャンペーン、JR東日本パスの販売、コロ助合作の素材作りという好条件が重なり、「東北旅行するなら今しか無い」と思い立ち、遂に数年ぶりの弾丸旅行を実行する事にしました。

※全国旅行支援キャンペーン…色々手続き頑張ったら宿代割引とクーポンがもらえる。
※JR東日本パス…鉄道開業150年を記念してJR東日本全線と他7社の路線が3日間乗り放題になるつよつよ切符。2月2日より再販する
※コロ助合作…これ。後編を制作中(参加者募集中)。


訪れるスポットについては、温泉やサウナで検索かけて興味のあったもののうち、見て楽しい美味しいリフレッシュできるコロ助合作の取れ高確保等のバランスを取りながら、実現可能なルート上にあるものを選びました。
また、以下の動画も参考にさせていただきました。というか、この動画見て東北旅行決めました。


▲見て頂けると分かりますが、一部かなりルートが被っています


(ここから余談)

▲ケフィアめっちゃQuizKnock見てんの?

▲ほら、この動画のクイズパートで匂わせたりしてたやん…(分かる訳無いだろ)

(ここまで余談)



■1日目

東北新幹線 東京~新青森
奥羽本線 新青森~青森


20221024_111910
▲新青森より先は乗り放題ではない…北海道も行きたい…

11時半ごろ、まずは東京から3時間ぶっ飛ばして青森へ。JR東日本パスでは在来線以外にも新幹線も乗り放題の対象に含まれるので、東京~新青森間の指定席特急券を発行。ただし指定席特急券は4回までという制約があるので、残り3回。
青森駅に到着した旨を伝えるべく、青森駅に来た感が伝わる撮影スポットを探すも…、

青森駅、東口が工事中で撮れるものが無い…。

そこでちょっとだけ後戻りし、駅構内から西口を撮影して反転するというズルで対応。ちなみにこの時にわか雨+強風でどうしようどうしよう!ってなってた。
▲画像左をよく見ると…


撮影後は「ねぶたの家」を訪問。ねぶたの実物は初めて見るが、間近で見ると迫力はもちろんの事、立体感に飲み込まれそうになる。ねぶた祭りで少し遠くから見るのとはまた違った感覚なのかもしれないが、とにかく凄かった。
関連する祭りに地元の祭りも紹介されててちょっと嬉しくなる。

20221024_125441

続いては「アスパム」へ。ここでは青森土産を購入できるほか、海を一望できます。ここで、「凄い遠い所まで来た…」という実感を得られました。

20221024_133605


ちなみに↓これはアスパム内にある洋菓子屋です。結構並んでたパム。
20221024_131917
▲アスパム内にはデパプリのガシャポンもあったけど、パムパムは映ってなかったコメ。



奥羽本線 青森~新青森
東北新幹線 新青森~八戸



食事は八戸で、と思っていたので青森での食事時間は計算に入れてませんでした!申し訳ない!

新青森~八戸の移動は新幹線での移動ですが、ここは特例で指定席特急券無しでも、空いている席に座ることが出来ます。空席が無ければ立ちっぱなし。



八戸でのお目当ては「八食センター」

ここでは購入した鮮魚をその場で食べられるほか、魚や肉を焼いて食べる事も可能。
本当は焼いて食べるのもやってみたかったが、一人焼き魚は一人焼肉屋のように忙しくなりそうなので、のどぐろの刺身と三食丼を購入。美味すぎて痺れた。
2階には子供向けのゲームコーナーもあった。太鼓の達人の旧筐体や大山ドラが現役でそこにはいた。これも地味なタイムトリップである。

さて、同じ青森だし八戸で味噌カレー牛乳ラーメンが食べられないか、ラーメン店のレビューを参考にした結果、八食センターからも近いラーメン屋「札幌ラーメン ノサップ」へ。

メニュー表に無いので「あれ…」と思いつつも、「牛乳カレー」を注文。
完食後に店主の方と味噌カレー牛乳ラーメンについてお話。こんな何も知らない若造と楽しくお話してくださりありがとうございました…。
そこから小中野駅までは、「これ旅行で歩くような所じゃないな?」と思いながら歩いていました。


▲味噌カレー牛乳ラーメンの存在はこの動画の説明文で知った

青森県はここまで。ちなみにだが、今回はカバン1つでの旅行の為、手荷物を増やさない為にもお土産は最終日に山形or仙台で一気に買う予定でした。よって味噌カレー牛乳ラーメンは目には入っていたのだが、購入に至らず…。


八戸線 小中野~八戸
東北新幹線 八戸~盛岡


八戸~盛岡間も指定席無しで新幹線移動。
夜はサウナを堪能する為、盛岡駅からバスで10数分、「ゆっこ盛岡」へ。
今回は施設内で宿泊が出来るプランを選択している為、通常数回で諦めなければならないサウナループを無限に行い、そのまま寝る事が出来るという神プランとなっています。



■2日目

朝は盛岡駅周辺を散歩。
まずはゆっこ盛岡近くのバス停から、盛岡駅手前のバス停で降ります。そこにあるのは…



iwategassaku

あの「若手チャーケニスト合作」の聖地、夕顔瀬橋(ゆうがおせばし)!!!!!

…どういう事かと言うと、若手合作OPには岩手山の画像が使われており、そこと全く同じ光景がこの夕顔瀬橋で見られるという訳です。
なんで岩手合作で若手山の画像が使われてるかだって?知らねえ…。


▲若手合作、私が初めて参加した合作です

夕顔瀬橋から先は宮沢賢治の銅像や、びっくりドンキーの始祖を訪れる。
盛岡駅に入った後は朝食タイム。ここでは盛岡冷麺…と思っていたのだが、流石に寒いので、今回は「キムチ納豆ラーメン」のお店へ。牛乳カレーを食べた時の経験をもとに、そこで偶然出会ったものを大切にしようと思って選択。
ラーメンを完食し、岩手はここまで。次の目的地へ向かいます。


秋田新幹線 盛岡~田沢湖

ここも指定席無しでの乗車で遂に立ちっぱなしに。区間短くてよかった…。

湖シリーズ(と勝手に呼んでる)、田沢湖です。この台詞はルミ子合作FINALでの担当パートに由来してるので是非ご覧ください。
田沢湖駅~田沢湖畔をバスで移動するのですが、ダイヤの都合上ここでの滞在時間は30分に。という訳で湖撮ってみそたんぽ食べて終了となりました。美味しいコメ!
次は山形へ移動になるので今回の中だと秋田が一番堪能出来てない…。



秋田新幹線 田沢湖~大曲
奥羽本線 大曲~新庄
山形新幹線 新庄~大石田



3つの列車を乗り継いで(指定席使用)、銀山温泉へと向かいます。移動時間はここが一番長い。流石にぐったり。
途中の新庄駅ですが、これも偶然、丁度連載再開を発表したばかりの先生を発見。


さてこの銀山温泉ですが、訪問した10月25日から丁度、「千年廻廊」というライトアップイベントが始まっていました。このイベントの存在を知って、旅行日を1週間繰り下げました。


このイベント、銀山温泉の宿泊者が楽しめるのは勿論ですが、銀山温泉は超人気という事もありまず予約が取れない。イベント単体でも参加できますが、辿り着くには車必須、路線バスは夕方まで…と、かなり狭き門です。少なくともいろんな所ハシゴしながら来る所じゃないです。行きは路線バスで、帰りはタクシーを予約して温泉街まで向かいました。

当日券を購入して入場できるのですが、ここで情報収集を色々ミスってしまい、入場できるまでに結構な時間を取る事に…。最終的にスタッフの方が温かく迎え入れてくれたり、タクシーの運転手の方がめっちゃ話しかけてくれたりした(普段の5倍喋った)お陰で良い思い出になっています。本当にありがとうございます…。


さて肝心の温泉街はというと、もう圧巻…!!
レトロな雰囲気にライトアップが加わって、別世界へ訪れたような感覚を時間いっぱい味わってきました。

千年廻廊、クライマックスはライトアップされた「白銀の滝」。滝というもの自体は各地で何度か見た事があったが、ライトアップされるとどう映るのか…?
ライトの色は短期間に変わるのだが、色が変わるたびに滝が様々な表情を見せる。本来の白銀の滝が持つ力強さから、色が加わった事によるエモーショナルさまで。こちらも寒さ(※)を忘れて思いっきり堪能。
※滝の近くなので夏は涼しく冬は寒い

今回、銀山温泉の予約は取れなかったが、足湯があるので足だけ温泉へ。足は極楽。目の前は絶景。もう最高。ひとときの休息。



奥羽本線 大石田~山形

まだ22時だが山形は終電。なんとか山形に辿り着き、旅行支援で予約したホテルへ。
そこで泊まった部屋が、2人用の部屋しか無かったというのもあるのだが、この安さでこんなでかくて綺麗な部屋泊まっていいんか…という気持ちになった。マッサージチェアもあった。当然使った。本当にいいのか…?こんなん旅行支援の成功例として広めたら怪我する人いっぱい出るだろ…って位驚いた。
4人は泊まれそうな部屋を1人で寝て、疲れからかそれなりに寝坊した。



■3日目

寝坊というのは電車乗り遅れたレベルではないのだが、朝食の時間を過ぎてしまった。山形の街も散策する予定だったが、そこまでの時間は取れない。
朝食付きプラン選んだのに勿体ないな…と思っていたら、朝食券をお菓子と交換できる事が判明。なんか救われた気分に。

続いて、山形のお土産屋でクーポンをすべて使用。元々はここから土産を持って移動する予定だったが、隣にヤマトがあったのでそのまま実家と自宅へ配送。この判断は正解だったと思います…。

結局芋煮を食す時間は無く、山形はここまでに…。
ついでに言うとどっかに辻野いるんじゃないかと思ってたけどいなかった…。


仙山線 山形~仙台
仙石東北ライン 仙台~石巻


▲この後駅弁を開けたら、芋煮が1個入っていた。

元々山形~仙台はバスを利用する予定だったが、同じような時間で仙山線も出ていることが分かったので、朝食に駅弁「牛肉どまん中」を食べて石巻へ移動。
仙台初上陸は乗り換えになってしまったので、駅名標を撮影。

石巻は萬画家・石ノ森章太郎先生の生誕の地。駅前には至る所に石ノ森作品の像が飾られています……となると、やる事は1つですよね。
1個下のツイートは私も見てるはずなのに、それを完全に忘れて全く同じ行動を取っていました。めっちゃ恥ずかしいですね。

↑のツイートしてる人や、私の親や妻は石ノ森作品の知識を潤沢にお持ちなのだが、私は全く詳しくないので石ノ森作品の巡礼はまた別の機会を設けるとします。こういう事を言うと、「ケフィ!!!お前も仮面ライダー見るんだよ!!!」って言われるんだ。というかこれ以降何かと仮面ライダーの展示に行く機会が多い…。

次の目的地に向かうため、ただの住宅地の中を歩いて海沿いまで向かいます。この辺りは日和山がある事もあり、アップダウンが激しい。そして坂を下ると……そこから先は道路も自然も、綺麗で新しいものしかない光景が広がっていました。


東北を訪れるのは初めて。つまり、12年前の大災害以来、初めて訪れる事になります。だからこそ、ここは訪れておきたかった場所です。

20221026_145526
ここは、「石巻南浜津波復興祈念公園」です。すっかり整備されて元々公園だった場所のようにも見えますが、ここも以前まではさっき歩いてきた所と全く同じ住宅街です。
入り口付近には、一軒の家の跡と津波の高さを示す看板がありました。これだけで、何が起きたのかの凄まじさを伝えるには十分すぎました。

20221026_150557
向かいには震災遺構「門脇小学校」。火災に遭った小学校です。遠くから眺めるだけになってしまいましたが、住宅街の中に当時の姿をそのまま残す学校の存在感は計り知れないものでした。

あの日私は被災地とは全く関係のない場所にいました。画面越し・メディア越しに見るだけでは実感を伴いにくい、災害の大きさ。今回歩いてみて、少しだけですがようやく自分の中に落とし込めたように思います。



仙石線 石巻~松島海岸

時間は夕暮れ。松島海岸駅から福浦島へ向かいます。福浦島に入れる時間は17時まで。これも知らなかったのでかなりギリでした…。
暗くなってきたらかなり危ないので、「これ本当に合ってるのか…?」と疑心暗鬼になりながら見晴台を目指しました。多分後ろにいた人もそう思ってたはず。

見晴台からの眺めも素敵でしたが、個人的に良いなと思ったのは、福浦島からの帰り道。

いよいよこの旅も終わりなんだという寂しさを、この光景が上手くパッケージングしているように感じました。


仙石線 松島海岸~仙台

ここで初めて仙台駅に降り立つことになりますが…何この人の量!!すごっ!!賑わいすごっ!!バスで乗り換えしてたら絶対迷ったやつ!!
2日間くらいあまり都会っぽくないエリアにいたせいか、「初めて来たのに帰ってきた感」が自分の中に湧いてきました。何それって言われても、そうとしか表現できないんですよ!!

仙台駅前のなにがすごい!って東京駅や名古屋駅並みの大きさでありながら、駅を出た後もパルコや商店街などがあり賑わいがどこまでも続いている所です。だからなんか東京名古屋よりも凄く見えました、あと動線もかなり丁寧だった気がする…。
最後は「たん屋 善治郎」の真中(しんちゅう)牛たん定食!意外にも3日間で初の肉主体の料理だったこともあり、口に入れた瞬間わ~~~!!ってなっちゃいました。味の説明になってねえ!!


関係ないんですが仙台駅でATM探してたら道中で偶然グラニフの店舗見つけました。偶然です。

20221026_204702
▲ちなみに御殿場でも偶然見つけた


▲いつも寿司の話ばっかですみません

最後に仙台土産を買い足し、1時間ちょいで東京へ。1時間で行ける場所にこんな大都市があるなんて…。凄く遠い所まで行ってたのに1時間で帰れるなんて…。色々不思議な気分のまま3日間の旅は終了しました。


東北新幹線 仙台~東京


移動費はざっと計算したところ通常の半額程度になりました。お得だが、身体はバキバキ。



■おまけ要素
10/24~26の3日間、朝7時に行先と関係のある自作動画をYouTubeに投稿しました。


▲10/24:ズームイン研!(理由:「朝一番は青森へ、お許しください!」という台詞がある)


▲10/25:西沢ウォッチ(理由:若手チャーケニスト合作提出作品)


▲10/26:パンダコレクション+お買い物パンダ(理由:お買い物パンダ→楽天→イーグルス本拠地)

宮城でもっと良いこじつけが出来る自作動画があったら教えてください。


■次東北旅行するなら行きたい所

青森
・味噌カレー牛乳ラーメン
・青森もでかいので、弘前とか津軽側には全然行けていない!あとは階段国道のある竜飛岬とか…でもアレどうやって行けばいいんだ…?


岩手
・今度は暑い時期で盛岡冷麺を楽しみたいです。


秋田
・日本海側全然行ってない!!
・今回乗り換えで訪れた大曲は秋も花火大会があるようですが、タイミングは合わず。やはり花火の時期に訪れたいです。


山形
・もう一度銀山温泉!今度はちゃんと泊まりで、落ち着いて観光したいです。ここはそういう場所です。
・ちゃんと温かい芋煮を頂きたいです。今度は事前にDM送ります。


宮城
・仙台の街をもう少し散策してみたかった。これだけ大きいのに駅前しか見られなかったので…。それでも駅前だけでもそこそこ満足した、というのが他の都市との違いかもしれません。
こけし

旧垢のツイート見返すの忘れてた!!!バカ!!!次回はこけし公園です!


福島
・今回スケジュールの都合で入りきらなかった福島県。次機会があれば是非行きたいです!まだ何あるかとかよく調べてないけど…あの…映画にもなったハワイアンズとか…プリキュアショーやってるハワイアンズとか…うん…。



さて、冒頭でもちっちゃく書いた通り…
2月2日~3月10日まで、今回の旅を実現させた「JR東日本パス」が再販されます!

こんな過酷なjourneyをする必要はありませんが、遠方へ足を伸ばすにはオススメの切符となっております。乗り放題区間はJR東日本全線と他7社の路線という事で、今回訪れた東北以外にも新潟、長野、山梨と関東全域に足を運ぶことが出来ます。山梨へ行って「ここが星の子ポロンを10年放送してた魔境か…」と感傷に浸る事もできます。
興味を持った方がいましたら是非下記サイトより詳細をチェックしてみてください。かく言う私も結構悩んでいます。東北で悩んでいます。山梨の件は1回国会図書館行きたい。



■宣伝
今回の旅行要素がたっぷり詰まった『コロ助合作』は前編が公開中、後編が参加者募集中です!
北は青森から、南は沖縄まで、コロ助が日本中を巡る合作になります!
隅々まで是非ご覧ください!




そして東北旅行とはほぼ関係の無い宣伝ですが…4月1日に東京で『4.1』というイベントをやります!コロ助合作から生まれたゲームの大会や上映企画など盛り沢山となっております!話しかけてくれたら東北の土産話もできます!是非お越しください!

▲参加には事前予約が必要です。記事内のフォームより申請をお願いします。

▲アカウント作った




最後になりましたが東北でお話してくださった皆様本当にありがとうございました!また行きます!