久々にテレビ番組に関する話です。
◆水曜日のダウンタウン みんなの説SP(10/30)
小ネタ集感覚で見れる特別編。視聴者投稿の説を一気に検証する他、番組を見ている人にとってはニヤリと来るネタやお約束(○○シリーズ)も盛り込まれています。
今回ピックアップしたいのはこんな場面。
「今ボトルキャップチャレンジの動画を投稿してる人おっかない説」のVTRからスタジオトークへの流れ。
この番組は良くも悪くも正直であり、バラエティだからといって必ずしも成果が出たとか爆笑だとかで終わるものではないコーナーもあります。(こういうのを消そうとすると視聴者を悪い意味で裏切るやらせに繋がるのかな、と思うのでこれはこの番組を真剣に追うための良さであると思ってます。)
そんな訳で「~おっかない説」という大分強めの悪意タイトルを振りとしたこのVTR。実際に今頃ボトルキャップチャレンジの動画を投稿した一般の方に取材をするといったものでしたが、このインタビューの中だけでは強めの振りにカウンターを喰らわせるほどの展開は無く、「またこのスタッフはやってくれたな」という印象のまま終わりました。
ここでスタジオに場面は戻り、今見たいくつかの説に関するトークを展開。大抵どんな説でもVTR後のトークで拾う事によって一本完成するように思っているのですが(前回のすべらない話の説とかがそう)、そこでも特に視聴後の印象が昇華したようには感じず、スタジオにはどこか湿っぽい空気が漂っているようにも感じました。
だがそこに突然事件は起こりました。司会の浜田雅功がいきなりプレゼンターの一人である春日俊彰にビンタを喰らわせたのです。実はこれ、「ビンタされた後絶対頬触る説」というVTRが少し前に放送されていたので、これになぞらえて浜田は何の前触れもなく、忘れた頃に春日をビンタして検証。反射的に頬を触る春日に、浜田は「触った!!」。スタジオはざわめき、「おっかな!!!」と松本人志。
この瞬間スタジオの空気はもちろん見てる側の気持ちも一変。この2場面に特に繋がりはありませんが、それまで見ながら感じていた空気の落差に思わず痺れました。この落差を体感させるために例の説は特にカットもされなかった訳であったのだと勝手に解釈すると共に、空気感を読み、操る浜田の手腕に驚かされるのでした。
この番組はVTRや企画のウエイトが大きくそこが重要なように思われていますが、スタジオで誰が回しているかも大事な要素であると感じております。モンスターハウスとか初めてワイプツッコミのありがたさを感じたし(?)
次回も地獄の新企画が始まるみたいで楽しみです。
◆27時間テレビ(11/2~3)
久々の生放送との事で、都内滞在の合間を縫って見てみました。全編収録になって以降完全リニューアルして臨むんだ!!という風に理解しておりましたが、収録になった頃でも既にたけしさんま頼みですし、生放送の今回は普通に「今夜は眠れない」の1コーナーを復活させてますし、変わったというよりはお笑いからなるべく逃げてるのでは、という風にも思ってしまいますね…。
もちろんテーマを決めて深堀りする事は大変立派だと思います。ただそれで27時間ぶっ通しにしてもあまり付加価値が無い、という事が今回の視聴率に表れたのかなぁ、とも思いました。
とはいえ27時間平均が低すぎる…。
おそらく肝心のゴールデンの時間帯で見られていないのが大きいように感じました。教育委員会のパートはクイズ番組ながら出題のテンポが悪いように感じました。ラグビー決勝の裏だからもっと気合いを入れてほしかったものですが…。
向上委員会はお笑いの教科書や過去の向上委員会の文脈が分かってないと視聴者置いてけぼりになる感じがありました。
皆がテレビを見ていた20世紀後半と言うのはそれでもついて行ける時代だったのですが、本来は昔も今も、文脈を必要としないお笑い、内輪に頼らない作り方を基本形にしないと難しいように思います。内輪一切入れるなとは思いませんが、番組の骨格は文脈を必要としない方がいい気がしますし、それで27時間の一角を担うのは難しいと思いました。
あとついでに言うとほとんどスポーツの話をしてなかったですが、これは知ってたので大丈夫です。
よくニュースのコメント欄にはもう終わってくれとかありますが、バラエティとして自由に作るフィールドが存在する長時間番組なので、個人的にはまた面白い回が出来ることを期待してます(2011年や12年は本当に面白かった)。
24時間テレビは安定した成績を出せていますが、ドキュメンタリーの側面を持つ以上ふざけ過ぎる事が出来ないように思いますし、時期固定、構成固定で風物詩的な成績の取り方が出来ているようにも思います。
27時間テレビが性質上不安定な推移になるのは分かりますが、せめて放送時期位固定して、その中で番組が日テレに持てない強みを活かしてほしいなと思います(具体的な事を言わない上司みたいな文章)
◆こぼれ話①ドラえもんとクレヨンしんちゃんが今後どうなるか
さて低視聴率繋がりで夕方に移ったドラしんの話。
正直驚きました。ほぼプリキュアと同程度の数字にまで下がるとは思ってなかったからです。何なら後続の読売アニメの方が成績良いので、もはや知名度と言うよりは完全に在宅率ですね。私も家にいない事が多いですし。
正直ドラしんが時間帯左遷される予感はずっとしてました。
2年前にはテレ朝はニチアサの時間帯を変更し、情報番組の無い時間帯でサンデーLIVE!を開始し視聴率を取りに行く事を始めました。この時ドラしんも例外ではないように感じました。
ですがドラしんはニチアサよりは成績良いですし、一体どの時間帯なら正解なのか…。この答えが出ないからこそ、今まで金曜19時に留まっていられたのかな、と思ってました。
しかし現在の成績は大変厳しい。このままニチアサと同じくらいで安定してしまうのだろうか…?だとしたら今度は本当にニチアサの時間帯に行くのだろうか…?そういう風に思いました。
テレ朝の夕方16時半~は9月まで情報番組を放送しており、少なくともドラしんよりは成績が良かったはずですし、戻す可能性は十分にあります。(※テレ朝はよく編成を変えては戻す)
一方日曜は大分改革したくせに結局朝10時台・11時台が再放送枠になっており、過去にはこの時間帯にドラしんの傑作選や映画を放送した実績もあります。あの時数字どんなもんだったっけ…。
そんな訳で、テレ朝の事なので何が起きてもいいように心の準備をしておく必要があるように感じました。
映画や関連商品の売り上げがあるのでそう簡単には打ち切りにはならないと思ってます。今のところは。
◆こぼれ話②プレバトの企画展へ行ってきました
東京へ行く前日の10月31日。「プレバト!!2時間スペシャル」が放送されました。芸能人数名が俳句やいけばな等の芸術作品に挑戦、それをプロが採点し競い合う番組です。特に俳句コーナーはそれなりに知名度あるのでは思ってます。
この放送回では「消しゴムはんこ」の才能を認められた芸能人達が参加するタイトル戦を放送。なんと上位の作品は11月2日より渋谷に飾られるというのです。(渋谷での展示は終了しました)
マジか!!!明日から東京行くんだけど!!行く!!
という訳で特に何も予定の無かった11月2日に、渋谷まで展示を見に行きました。(ついでに渋谷スクランブルスクエアも行った)
▲絵やん(すごい)
芸能人の制作した作品が凄いのは勿論ですが、この番組がこうして渋谷に企画展を用意している事、そしてそれを見に老若男女が集まっている事に感慨深さを感じました。
隔週2時間でも数字良くなくてギリギリで生きてた、番組内容がコロコロ変わってた時代を知ってるからこそ、今こうして人気番組の1つになってるのを実感して嬉しくなります…。
◆水曜日のダウンタウン みんなの説SP(10/30)
小ネタ集感覚で見れる特別編。視聴者投稿の説を一気に検証する他、番組を見ている人にとってはニヤリと来るネタやお約束(○○シリーズ)も盛り込まれています。
今回ピックアップしたいのはこんな場面。
「今ボトルキャップチャレンジの動画を投稿してる人おっかない説」のVTRからスタジオトークへの流れ。
この番組は良くも悪くも正直であり、バラエティだからといって必ずしも成果が出たとか爆笑だとかで終わるものではないコーナーもあります。(こういうのを消そうとすると視聴者を悪い意味で裏切るやらせに繋がるのかな、と思うのでこれはこの番組を真剣に追うための良さであると思ってます。)
そんな訳で「~おっかない説」という大分強めの悪意タイトルを振りとしたこのVTR。実際に今頃ボトルキャップチャレンジの動画を投稿した一般の方に取材をするといったものでしたが、このインタビューの中だけでは強めの振りにカウンターを喰らわせるほどの展開は無く、「またこのスタッフはやってくれたな」という印象のまま終わりました。
ここでスタジオに場面は戻り、今見たいくつかの説に関するトークを展開。大抵どんな説でもVTR後のトークで拾う事によって一本完成するように思っているのですが(前回のすべらない話の説とかがそう)、そこでも特に視聴後の印象が昇華したようには感じず、スタジオにはどこか湿っぽい空気が漂っているようにも感じました。
だがそこに突然事件は起こりました。司会の浜田雅功がいきなりプレゼンターの一人である春日俊彰にビンタを喰らわせたのです。実はこれ、「ビンタされた後絶対頬触る説」というVTRが少し前に放送されていたので、これになぞらえて浜田は何の前触れもなく、忘れた頃に春日をビンタして検証。反射的に頬を触る春日に、浜田は「触った!!」。スタジオはざわめき、「おっかな!!!」と松本人志。
この瞬間スタジオの空気はもちろん見てる側の気持ちも一変。この2場面に特に繋がりはありませんが、それまで見ながら感じていた空気の落差に思わず痺れました。この落差を体感させるために例の説は特にカットもされなかった訳であったのだと勝手に解釈すると共に、空気感を読み、操る浜田の手腕に驚かされるのでした。
この番組はVTRや企画のウエイトが大きくそこが重要なように思われていますが、スタジオで誰が回しているかも大事な要素であると感じております。モンスターハウスとか初めてワイプツッコミのありがたさを感じたし(?)
次回も地獄の新企画が始まるみたいで楽しみです。
◆27時間テレビ(11/2~3)
久々の生放送との事で、都内滞在の合間を縫って見てみました。全編収録になって以降完全リニューアルして臨むんだ!!という風に理解しておりましたが、収録になった頃でも既にたけしさんま頼みですし、生放送の今回は普通に「今夜は眠れない」の1コーナーを復活させてますし、変わったというよりはお笑いからなるべく逃げてるのでは、という風にも思ってしまいますね…。
もちろんテーマを決めて深堀りする事は大変立派だと思います。ただそれで27時間ぶっ通しにしてもあまり付加価値が無い、という事が今回の視聴率に表れたのかなぁ、とも思いました。
とはいえ27時間平均が低すぎる…。
おそらく肝心のゴールデンの時間帯で見られていないのが大きいように感じました。教育委員会のパートはクイズ番組ながら出題のテンポが悪いように感じました。ラグビー決勝の裏だからもっと気合いを入れてほしかったものですが…。
向上委員会はお笑いの教科書や過去の向上委員会の文脈が分かってないと視聴者置いてけぼりになる感じがありました。
皆がテレビを見ていた20世紀後半と言うのはそれでもついて行ける時代だったのですが、本来は昔も今も、文脈を必要としないお笑い、内輪に頼らない作り方を基本形にしないと難しいように思います。内輪一切入れるなとは思いませんが、番組の骨格は文脈を必要としない方がいい気がしますし、それで27時間の一角を担うのは難しいと思いました。
あとついでに言うとほとんどスポーツの話をしてなかったですが、これは知ってたので大丈夫です。
よくニュースのコメント欄にはもう終わってくれとかありますが、バラエティとして自由に作るフィールドが存在する長時間番組なので、個人的にはまた面白い回が出来ることを期待してます(2011年や12年は本当に面白かった)。
24時間テレビは安定した成績を出せていますが、ドキュメンタリーの側面を持つ以上ふざけ過ぎる事が出来ないように思いますし、時期固定、構成固定で風物詩的な成績の取り方が出来ているようにも思います。
27時間テレビが性質上不安定な推移になるのは分かりますが、せめて放送時期位固定して、その中で番組が日テレに持てない強みを活かしてほしいなと思います(具体的な事を言わない上司みたいな文章)
◆こぼれ話①ドラえもんとクレヨンしんちゃんが今後どうなるか
さて低視聴率繋がりで夕方に移ったドラしんの話。
正直驚きました。ほぼプリキュアと同程度の数字にまで下がるとは思ってなかったからです。何なら後続の読売アニメの方が成績良いので、もはや知名度と言うよりは完全に在宅率ですね。私も家にいない事が多いですし。
正直ドラしんが時間帯左遷される予感はずっとしてました。
2年前にはテレ朝はニチアサの時間帯を変更し、情報番組の無い時間帯でサンデーLIVE!を開始し視聴率を取りに行く事を始めました。この時ドラしんも例外ではないように感じました。
ですがドラしんはニチアサよりは成績良いですし、一体どの時間帯なら正解なのか…。この答えが出ないからこそ、今まで金曜19時に留まっていられたのかな、と思ってました。
しかし現在の成績は大変厳しい。このままニチアサと同じくらいで安定してしまうのだろうか…?だとしたら今度は本当にニチアサの時間帯に行くのだろうか…?そういう風に思いました。
テレ朝の夕方16時半~は9月まで情報番組を放送しており、少なくともドラしんよりは成績が良かったはずですし、戻す可能性は十分にあります。(※テレ朝はよく編成を変えては戻す)
一方日曜は大分改革したくせに結局朝10時台・11時台が再放送枠になっており、過去にはこの時間帯にドラしんの傑作選や映画を放送した実績もあります。あの時数字どんなもんだったっけ…。
そんな訳で、テレ朝の事なので何が起きてもいいように心の準備をしておく必要があるように感じました。
映画や関連商品の売り上げがあるのでそう簡単には打ち切りにはならないと思ってます。今のところは。
◆こぼれ話②プレバトの企画展へ行ってきました
東京へ行く前日の10月31日。「プレバト!!2時間スペシャル」が放送されました。芸能人数名が俳句やいけばな等の芸術作品に挑戦、それをプロが採点し競い合う番組です。特に俳句コーナーはそれなりに知名度あるのでは思ってます。
この放送回では「消しゴムはんこ」の才能を認められた芸能人達が参加するタイトル戦を放送。なんと上位の作品は11月2日より渋谷に飾られるというのです。(渋谷での展示は終了しました)
マジか!!!明日から東京行くんだけど!!行く!!
という訳で特に何も予定の無かった11月2日に、渋谷まで展示を見に行きました。(ついでに渋谷スクランブルスクエアも行った)
▲絵やん(すごい)
芸能人の制作した作品が凄いのは勿論ですが、この番組がこうして渋谷に企画展を用意している事、そしてそれを見に老若男女が集まっている事に感慨深さを感じました。
隔週2時間でも数字良くなくてギリギリで生きてた、番組内容がコロコロ変わってた時代を知ってるからこそ、今こうして人気番組の1つになってるのを実感して嬉しくなります…。