最近激辛マニアの間で話題の「じゃがりこ激辛インドカレー味」を食べました。
今日スーパーで売り場を見てみたらなんと残り一個!運命的なものを感じて購入。カレー好きとしては今こそカレーの消費量をガンガン増やしていきたい気持ちだったのもベストタイミングでした。


皆が口を揃えて「これは本気の辛さだ」と言うお菓子は一体どのようなものなのか…恐る恐る蓋を開けました。


すぐに閉じたくなりました。
真っ赤。われわれの想像するじゃがりこはもっと黄色い、まさに芋から作ったわというものだと思います。その面影はどこにも感じられません。そこには赤い棒が大漁に待ち構えておりましたし、若干においもしました。


いざ実食…!食感は至って普通のじゃがりこである事から最初はいつものように口に放り込まれます。…だがそれを舌で味わったその瞬間!!確かにカレーの味がしました。しかし同時にカレーから口内全体にヒリつき弾幕を撃ってきました。まさに激辛。刺激的。口の中は焦土と化し、烏龍茶が注ぎ込まれ、およそ5本で力尽きました。


…好きで買ったくせに5本で力尽きている所に私のバカさがある。5年前に激辛カレーを食べて胃腸炎になり学校を休んだ時から何も成長していない。カレー好きとは言ったが激辛は得意ではなかった。それで選択幅を狭めている悔しさはあった。激辛好きなら18禁カレーも迷わず買ってただろう。


さて残りをどうするか。私は依然としてバカだが5年前よりはバカではない。
激辛すぎて食べられない時の対策は用意してあったのだ。それが水とハチミツである。


まず、じゃがりこを食べるという本来の趣旨から離れるが、お湯を入れてポテトサラダにする作戦である。少し前に流行した「じゃがアリゴ」のチーズ抜きを作る工程で簡単に出来る。

およそ5分後、かたさが特徴のお菓子は完全に芋に戻った。やや水分多めだったのでカレーにも近くなった。この状態で食べられれば万々歳と思い食べるも、じゃがりこ特有の食感が無くなっただけで口の中に入れた感想は何も変わらなかった。悪魔的ヒリつきは健在であった。


そこで最後の武器、ハチミツである。確か去年の誕生日に買ったケフィアヨーグルトのトッピングとして買ったものが残っているのだが、ヨーグルト以外にも辛口のカレーを甘くする事に今まで使っていた。カレー味だからこの作戦は有効に働く自信があったし、「ここまでしたらもうコレ買った意味無いだろ」とすら思えた。
ハチミツを投入し、よくかき混ぜて完成。口の中に入れた瞬間大変な事に気付いた。カレーの味は甘くなった。元々カレー自体がそこまで辛かった訳では無いので、カレーは完全に消えた。一方で舌に撃ちこまれるヒリつき弾幕は最後まで消えることなく舌を襲った。最後まで完食はしたものの、最終的には食感と色合いだけ見ると芋というよりはカボチャを食べているかのようだった。やたらヒリつくカボチャ。


という訳です。至って大真面目に食べたので食べ物をおもちゃにしたつもりはありませんし辛党を煽る意図も無いです。
じゃがりこ以外のチェーン店レベルの辛口は結構バクバク食べてるので美味しいのがあったら是非教えてください。